ベトナムのハノイからアレやコレ

ベトナムに移住してもう6年、この環境が日常となってしまい忘れてしまった事も多々あるけれど、なるべく気づいた事とかをブログに書いていきます

ベトナムのハノイの大気汚染

今朝もハノイの景色は真っ白です。

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ハノイは夏場以外は、強弱はあるものの、大抵は靄がかかったように空気が濁っています。

ハノイに来た頃は、湿度が高いので霧が出ているんだろうと思っていましたが、

実はこの空気の濁りは、霧だけではなかったようで、大気汚染も強く影響しているようでした。

www.viet-jo.com

 

ハノイの大気汚染は世界トップレベルです。

空気の汚れの質を表す指数の、AQI指数がハノイは最悪レベル(300越え)に達しました。

 

北京の大気汚染が一時話題になり、日本でPM2.5が大騒ぎになった時期がありましたが、今やハノイはその北京以上に大気汚染がひどい状態です。

ちなみに日本でPM2.5で騒がれていたときでもAQI指数は100〜120程度、渋谷などでは20程度ですが、ハノイは空気が割と綺麗になる雨上がりとかでもAQI指数は100〜150程度あります。

 

私もハノイに来てから鼻炎の症状が急に出るようになり、慢性鼻炎や副鼻腔炎、喘息、咳喘息を実際に発症しています。
アレルギーとかも一切何もなかったのですが、ハノイに来てからは頻繁に蕁麻疹が出たりして、結果色々なアレルギーを発症しました。
大気汚染が健康に悪影響があるってのを、身をもって体感してる感じです。

 

ちなみにハノイの大気汚染は、バイクが多いことから排気ガスが直接原因だと思われがちなのですが

ほとんどハノイに人(バイク)がいなくなる、旧正月(テト)でも、AQI指数はかなり高いです。

つまり排気ガスも大気汚染に影響はあるものの、直接の原因ではなさそうです。

調べたところ、ハノイの大気汚染は、街中のいたるところで行われている工事で発生した粉塵や、周辺の畑の野焼きなどの影響が強いとのことでした。

それらを通勤時間などにバイクが巻き上げることで、この時間帯にAQI値が悪くなる傾向があるようです。

野焼きは収穫の終わった秋〜冬に多いため、この時期に特にハノイで空気が濁るようです。

 

通勤風景をみていると、バイクのベトナム人はみんなマスクをつけてます。

バイク通勤者に関していうと、日本の冬場よりもマスク率は高いと思います、ほとんどの人がマスクをつけています。

おそらく空気の汚染を皆も気にしているんでしょう。

ここまで皆が気にしているのであれば、そのうち大気汚染も解決していくような気はするんですが・・・日々悪化しているという現状です。

この先、空気が綺麗なハノイはやってくるんでしょうか・・・。