ベトナムの飲酒運転の法改正と結果
ベトナムでは、飲酒運転は日本ほど取り締まりも厳しくなく
日常で当たり前のように行われています。
飲み会などをおこなった際も、ほぼ全員が自分が運転するバイクや車で飲み会の場所に来ますし、酔っ払った状態で運転して帰ります。
しかし飲酒運転なので大小あるものの、やはり事故なども多く
死亡事故なども多発しているようで、ベトナムでも社会問題となっているようです。
私も、プロジェクトのメインメンバーが飲酒運転で事故ってしまい、大怪我で入院し、結果プロジェクトのスケジュールを変更した、という経験もあります。
まあそういう状態だったこともあり
ベトナムでも近年、深刻な問題としてニュースなどでもよく目にしていましたが
2020年の1月1日から、ベトナムで飲酒運転に関する法律が変わり、罰則や取り締まりなどが一気に厳しくなりました。
飲酒運転の罰則や取り締まりが強化され、ベトナム人の飲酒運転に関する意識が
2020年に入って、急激に変化しました。
バイクでの飲酒運転の罰金は、600〜800万VND(約3〜4万円程度)、国民の平均月収が700万VNDぐらいのベトナムでは、かなり高い罰金ですね
免停も、一発免停でほぼ2年運転できなくなるみたいな相当厳しい罰則のようです。
ベトナムは、正月(テト)が間近の年末で、私が働いている会社でも先日忘年会が行われました。
今まで社内で忘年会をすると、ほぼ全員がビールで乾杯し、飲んでそのまま運転して帰るみたいな光景が当たり前だったのですが・・・
先日の忘年会では、ほぼ誰もお酒を飲まない状態、ビールで乾杯をする人はGrabやタクシーなどで帰ると決めたわずかな人数だけでした。
そもそも飲まなくなった、というのは皆も話しており
いつもよりも全然数が少なく用意されたビールなのですが
そそいでしまったビールもほぼ誰も手をつけてないため、徒歩通勤の私はかなり頑張って飲みましたが(10本分ぐらい飲んだ)、いくらかは処分することになりました・・・
ここまで意識がかわるのか!?と正直驚きです。
飲酒運転しても良いことは何もないので、この流れは本当に良い流れだと思いますが
ここまで大きく意識が変わってしまうと
会社の飲み会、チームビルディングなどの数も今後は減っていきそうです。
今はベトナムに数多くあるローカルの居酒屋であるBia hoi(ビアホイ)なども、今後は数が減っていきそうですね。
今後は、会社やプロジェクトの飲み会などでは、タクシーや配車サービスの費用を会社負担で出すなども考えて行く必要がありそうです。